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絵を大切に考え、最低限必要なもの以外、できる限り無駄な装飾は加えていません。
世界の名画で、あなたのデスクトップを飾ってください。

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アルフレッド・シスレー 《 洪水と小舟 》
《 洪水と小舟 》  1876年 アルフレッド・シスレー
La Barque pendant l'inondation. / 1876
Alfred Sisley 1839-1899
天災に見舞われた土地に、明るい光が・・・ これが恵みなのだろうか・・・
Musée d'Orsay, Paris, France. 蔵 50.0cm×61.0cm )

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今週の壁紙はこちら・・・

新年、明けましておめでとうございます。
って、今年は最初の日曜日がこの7日ですので、ずいぶん遅いごあいさつですね (^_^;)

昨年末は、2006年9月29日から神戸市立博物館で開かれている 『 オルセー美術館展 -芸術家たちの楽園- 』 の特集として、
10月15日の、ファンタン=ラトゥールの 《 バティニョール街のアトリエ 》 を皮切りに、
オルセー展特集を継続してきました。
その神戸市立博物館のオルセー展も、明日、1月8日で終了してしまいます。
今回の展覧会は1996年、1999年と、過去2回開かれたオルセー美術館展の3回目で、一連の集大成とも言われている展覧会で、
今後、オルセー展がいつ開かれるのか、予定も何もない状態ですので、とても名残惜しいものがあります。
この後は東京都美術館に巡回して1月27日から4月8日まで開かれますが、なかなか東京まで出かけることも出来ないですから、
今回の展覧会も何度かは行きましたが、もう観れないんでしょうね・・・
ホント、名残惜しいです・・・

で、神戸市立博物館のオルセー展は明日、閉幕してしまいますので、この壁紙コーナーも、
8作目のこのアルフレッド・シスレーの 《 洪水と小舟 》 で最後としたいと思います。
最後の絵にふさわしく、しかも新年の絵にふさわしく、この 《 洪水と小舟 》 は、シスレーが渾身の力と優しさを込めて、
洪水という不幸に見舞われながらも、そこに美を見つけようとした作品ですね。

パリの西の郊外に、ポール・マルリーという町があります。
1876年2月、セーヌ川の水が溢れ、大洪水に見舞われました。
そのときの風景を、シスレーは定点観測のように、ほぼ同じ位置から7点の絵に描いています。
一連の 《 ポール・マルリーの洪水 》。
今週の壁紙は、その 《 ポール・マルリーの洪水 》 シリーズのうちの 《 洪水と小舟 》 と呼ばれる作品です。

以前、シスレーをご紹介する最初の機会に、やはり彼の代表作である 《 ポール・マルリーの洪水 》 が最初だろうと
思って、ひとつを選んで壁紙を制作したことがあるのですが、その作品は曇り空で、一面の水も泥水のような色合いで、
これは最初にご紹介する絵としてどうか・・・ などと考えて、彼の後期の色彩豊かな作品に差し替えたことがありました。未発表の《ポール・マルリーの洪水》壁紙
それ以来、どうしても何かの機会にこの 《 ポール・マルリーの洪水 》 をご紹介したくて、
機会を待っていたんですね。

オルセー美術館には、この7点の 《 ポール・マルリーの洪水 》 シリーズの内、2点の絵があります。
その内の1点が、今回の展覧会に来ていたんですね。
しかも、僕が熱望していた、「 明るい 」 洪水の絵が!  (=^-^=)ノ
以前壁紙にしようとした作品は、同じオルセー美術館にあるもう一点の方で、こちらは洪水直後、
水位が最も高かったときに描かれていて、曇り空で、当然一面の水の色も暗く沈んでいます。
今回の壁紙の絵、青空の洪水の絵も、画集などでは存じていましたが、実物を観たことがなかったので、
どうもその明るさに自信がなかった・・・
ところが期せずして今回の展覧会に来てくれたので、その明るさ、穏やかさ、温かさを確かめることが出来たのです。

シスレーは定点観測のように、同じ位置からの絵を7点も描いていて、
その一連の絵画は、洪水に見舞われたポール・マルリーを克明に記録している、
記録写真のような効果を、現代の僕らに示してくれるのですが、
この絵を観ていると、シスレーが本当に描きたかったものは、結局この絵なのではないかと感じてしまいます。

河が溢れ、大洪水となって町を襲い、やっと雨が上がったころからシスレーの記録は始まるのです。
シスレーは、あくまで静かに、冷静に、この大災害を記録しています。《ポール・マルリーの洪水》 2点
彼は、「 災害によって変わり果てた世界の美しさ・・・ 」 などという言葉を残していますが、
その通り、雲に覆われた空や泥のような水に沈んだレストラン、情けないほどに枝ももぎ取られた栗の並木、
そしてそこにたたずむ途方にくれた人々も ・・・ 絵のあまりの静けさによって、
逆説のように、絵を観るものに緊迫感を与えず、たたずむ人々も、まるで世間話でもしているかのように感じてしまうのです。

そうして、ついに見せてくれるのが、この青空と明るい陽射しの絵なんですね!
僕らはここではっきりと、シスレーの 「 美 」 を確かめることが出来るのです。
洪水という災害すら、一連の静かな描写によって 「 美 」 としたシスレーの真意は・・・

オスカー・ワイルドの 「 獄中記 」 の中に、僕の好きな言葉があります。
「 悲しみのあるところ、そこには聖地がある 」
「 世間の人々も、やがてはそれに気付くだろう 」
「 それを知るまで人は、人生について何も知らないと言って良い 」

シスレーがこの絵を描いた1876年3月。
期せずして、サン=サーンスの 『 ノアの洪水 』 が、パリで初演されます。

『 ノアの洪水 』 は、人間も含めてノアの舟に乗った生物以外、すべてが死滅する物語ですが、
しかしそこには、神の救いが秘められていました。
オスカー・ワイルドの言う 「 聖地 」 も、旧約聖書の言う 「 ノアの箱舟 」 も、
そしてシスレーの描いた、この青空と暖かな陽射しも・・・
そこに、人々の謙虚さ逞しさと、悲しみを経験したものが持つ優しさと思慮深さ、
そんなものを、僕らに語りかけているように思えます。
そうして、時に厳しくもあるが、かけがえのない自然に包まれていなければ、僕らは生きていけないのだとも。

現在、ポール・マルリーにはシスレーが描いたレストランが、その青空の下、当時と同じようにたたずんでいるそうです。今に残る、ポール・マルリーのレストラン


年頭にあたって、この絵の壁紙を作ったのも、そんな自然に対する敬意と、
そんな自然に包まれている幸福と、そして希望・・・
そんなものを、この絵に感じたからです。
この絵が描かれた季節も、春。
壁紙も、ちょっと季節的には先走っているけれど、新緑をバックに配して、明るさと新しく芽吹く希望を強調してみました。

「 山笑う 」 とは、春の季語。
明るく暖かな陽射しのもと、新しく芽吹く自然によって、遠目にも山も里も、すべてが笑っているように感じる・・・
古人の優れた感性あればこそ、こんな表現をなし得たのでしょうね。
僕らも、人生の厳しさや困難を知った上で、なお感謝の気持ちを忘れず、山のように笑って生きたいものですね。

恐れ入ります、また今回のコメントも、自慰的な他愛のない事柄に終始してしまいました。
シスレーの人となり、そして彼の人生については、既出の 《 サン=マメスのロワン川 》 と
オシュデの庭、モンジュロン 》 に触れていますので、そちらを参考になさってくださいね。
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2006〜2007 オルセー美術館展 - 19世紀 芸術家たちの楽園 - 特集壁紙
アンリ・ファンタン=ラトゥール 《 バティニョール街のアトリエ
フレデリック・バジール 《 バジールのアトリエ、ラ・コンダミヌ通り
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《 ジュリー・マネ ( あるいは猫を抱く子ども )
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《 絵筆を持つクロード・モネ
クロード・モネ 《 アパルトマンの一隅
クロード・モネ 《 アルジャントゥイユの船着場
ギュスターヴ・モロー 《 ガラテア
ヴィテスラフ・カルル・マチェック ( カレル・マセク ) 《 預言者リブザ
エドゥワール・マネ 《 ブーローニュ港の月光
アルフレッド・シスレー 《 洪水と小舟
フィンセント・ファン・ゴッホ 《 アルルのゴッホの寝室 》 ( オルセー美術館のヴァージョン )
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オルセー美術館展に出展されていて、壁紙として、過去に既出だったもの
エドゥワール・マネ 《 すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ
ベルト・モリゾ 《 ゆりかご
フィンセント・ファン・ゴッホ 《 アルルのゴッホの寝室 》 ( 壁紙に使わせていただいたのは、シカゴ美術館にあるヴァージョン )
シスレー作品壁紙 一覧
ロワン河畔、朝
洪水と小舟
オシュデの庭、モンジュロン
サン=マメスのロワン川
参考壁紙
ヨハネス・フェルメール 《 小路
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GoogleAdSense という広告システムをつけてみました。
Googleがページを精査して、各々のページにマッチした広告が、プログラムによって自動的に掲載されるそうです。
意外なグッズ広告が載ったりするかも知れませんね。 僕は美術展に行っても、ミュージアム・ショップに立ち寄るのが大好きです。 だから、どんな広告になるのか、ひそかに楽しみなんですよ (^_^;)
アクセスする度に、違う広告がついているかも知れないですね (=^-^=)ノ
この広告をクリックしていただくことによって、広告主からの収益が生じます。 発生した収益は、サイトの充実に役立てたいと思っています。 よろしくご了解ください。
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MoMAstores s 美術館に行けば、ミュージアム・ショップに立ち寄るのも楽しみのひとつです。
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