乳酸菌で内側からキレイに

乳酸菌ガセリ菌の特徴

数ある乳酸菌の中でも有名なものにガセリ菌があります。
ヨーグルトのCMでも「強い乳酸菌」としておなじみで、乳酸菌の特徴である整腸作用のほかガセリ菌ならではの特徴もあり、機能性表示食品にも使われています。
そのガセリ菌の特徴と体への効果をご紹介します。

●ガセリ菌とは?

乳酸菌の一種で正式名称はラクトバチルス・ガセリになります。
日本人の腸の中に多数存在している乳酸菌で、腸といってもビフィズス菌が多く存在する大腸ではなく、小腸に棲みついています。
酸素があってもなくても生きていける通性嫌気性菌になります。

多くの乳酸菌は経口摂取をしても熱や酸などで死滅してしまうことが多いのですが、ガセリ菌の最も注目すべき特徴として、生きたまま腸まで届くということが挙げられます。
その他にも様々な特徴があります。

(1)人の腸で見つかった乳酸菌

ガセリ菌は人の腸で見つかったヒト由来の乳酸菌で、日本人の腸にも多く存在し相性の良い乳酸菌といえます。

(2)生きたまま腸に届き長くとどまる

熱や酸にも強く、生きて腸まで届くことは先述しましたが、その後腸内に長くとどまることが確認されています。
2001年に発表された論文では、ガゼリ菌SP株を1日1回7日間摂取した人のうち、90日経ったにもかかわらず半数の人の便からガゼリ菌が検出されたと報告されています。
これは、腸に届いたガセリ菌がそのまま定着し、増殖していたことを示しています。
通常、乳酸菌は腸に届く頃には死滅していることがほとんどで、腸に生きて届いたとしても数日間で便と一緒に排泄されてしまいます。
ガセリ菌は世界で初めて科学的に腸に長くとどまることが認められた乳酸菌なんですね。

(3)内臓脂肪を減らす

2009年の日本乳酸菌学会では、肥満傾向にある人にガセリ菌SP株を12週間摂取したところ、内臓脂肪、体重、BMI、ウエスト、ヒップ、皮下脂肪面積が減少したと発表されています。

(4)ブドウ球菌を減らす

ブドウ球菌などのスタフィロコッカス属に属する菌は、常在菌ではありますが感染症のリスクもある有害な菌です。
また、悪玉菌が生成する腐敗物質にパラクレゾールという物質がありますが、ガセリ菌を摂取している間はこれらの悪玉菌や生成物質の減少が見られ、抑制する作用が明らかになっています。

●ガセリ菌の効果

このように様々な特徴があるガセリ菌ですが、それによって健康への効果も期待できます。
主な効果に次のようなものがあります。

  1. 腸内環境を整える
  2. 免疫力を高める
  3. インフルエンザ予防効果
  4. ダイエット効果
  5. コレステロールの低下
  6. ピロリ菌の抑制
通常の乳酸菌にはないダイエット効果というのが特徴になりますね。

●ガセリ菌で効率よく善玉菌を増やす

このようにガゼリ菌の特徴は様々ありますが、最大の特徴は摂取した後腸の中に定着して増殖する可能性が高いことではないでしょうか。
健康のために乳酸菌を摂っても排泄されるとその効果は続かないので摂り続ける必要がありますが、ガセリ菌は定着して増殖するということで効率よく善玉菌を増やしていくことができます。
日本人の腸に多くみられるという点でも、馴染みがよく、効果も実感しやすい乳酸菌といえます。