乳酸菌で内側からキレイに

乳酸菌の美容効果

乳酸菌が腸内環境を整えることはご存知の通りですが、それ故に美容にも効果が期待できます。
特に乳酸菌の美肌効果は実験でも確認されていて、ニキビや吹き出物対策にも有効です。
では、どのようにして乳酸菌は美容効果を発揮するのでしょうか? そのメカニズムと、特に美容効果が確認されている乳酸菌の種類をご紹介したいと思います。

●なぜ乳酸菌で美容効果があるの?

そもそも乳酸菌の特徴として、腸内環境を整える作用があります。
これは、乳酸菌が糖質を分解して乳酸を生成することによって腸内を悪玉菌の苦手な酸性にし、悪玉菌の増殖を抑制することにあります。
腸内がアルカリ性に傾くことで蠕動運動も活発になり、便の排泄もスムーズになります。
そのような乳酸菌の働きにより、次のような美容効果に繋がります。

(1)悪玉菌が生成する有害物質が腸から吸収され、その有害物質を体が排泄しようとする時に皮膚から出すことがあります。
肌荒れやニキビなどの吹き出物は、悪玉菌から出る有害物質が皮膚から排泄されることが原因となっているんですね。
この悪玉菌を抑制することによって、体の中にある有害物質を減少させることができます。
それによって、皮膚からの排泄が減り、肌荒れが改善されていきます。

(2)便通が整うことで、毒素などの有害物質を便から速やかに排泄することができます。
また、便が長くとどまることで毒素が吸収されてしまいますが、それを防ぐことで毒素が体内に流れることを防ぎます。

(3)腸内環境が整うことによって、乳酸菌のいる小腸で栄養の吸収を高めることができます。
細胞は吸収した栄養によって新陳代謝を高めるので、各細胞に栄養がしっかり届けられるようになり、肌の生まれ変わりをサポートします。

(4)脳で作られるメラトニンは睡眠ホルモンといわれ、良質な睡眠には欠かせない物質です。
そのメラトニンを合成するための材料を乳酸菌などの腸内細菌が生成しています。
そのため、腸内環境が整って善玉菌が増えることによってメラトニンがしっかり生成され、良質な睡眠が得られます。
細胞の新陳代謝や生まれ変わりは睡眠時に行われるため、美肌効果に繋がります。

●美容効果のある乳酸菌の種類は?

どの乳酸菌にも整腸作用があるので美容効果はあるといえますが、特に美肌効果を研究し効果が確認されている乳酸菌を紹介します。

(1)LB81乳酸菌

明治乳業が保有している乳酸菌でブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株を合わせたものです。
このLB81乳酸菌を皮膚の乾燥がある20歳から39歳の女性に毎日240mlのヨーグルトで摂取してもらったところ、肌の弾力性や乾燥が改善されるという結果が報告されています。

(2)クレモリス菌FC株

カスピ海ヨーグルトに入っている乳酸菌で、EPSという粘り気の成分を生成します。
このEPSの作用により、皮膚機能の改善が認められています。
マウスを使った実験では、ストレスによる肌荒れやアトピーが改善したという結果が出ています。

●ヨーグルトパックで美肌効果

乳酸菌を直接肌に塗っても美肌効果が期待できます。
方法としては、ヨーグルトパックがおすすめです。
ヨーグルトには乳酸菌が生成する乳酸が含まれており、これはフルーツ酸のひとつでケミカルピーリングにも利用されているものです。
古い角質を剥がし、ターンオーバーを促進することができます。
それによって、くすみやシミ対策、美白効果も期待できます。

そのやり方はヨーグルト大さじ1杯程度を顔に塗り、5分ほどそのままにします。
汚れが気になる部分は優しくマッサージをした後洗い流します。
その後、しっかりと保湿します。
ヨーグルトの中に、保湿効果のあるはちみつを混ぜることでしっとりと肌に優しいパックにすることができます。

●自分に合った乳酸菌に効果あり

乳酸菌は健康にも美容にも効果が期待できることがわかりましたね。
乳酸菌は自分の腸に合うことで効果を発揮しますので、ここで紹介した乳酸菌以外にも便通が改善され、腸内環境が整う乳酸菌があれば、それが自分にとっての美容効果を発揮する乳酸菌といえます。
2週間ほど試して効果を確認しながら自分にあった乳酸菌を見つけ、健康や美容に役立てて下さいね。